東京インフラ062 生麦ジャンクション
首都高は、開通からまもない1968年にはすでに川崎・横浜まで延伸し、以来、東京だけでなく首都圏の<大動脈>として機能し続けている。1990年代までには湾岸線が横浜まで開通し、東京と横浜が一本線ではなく、複数の線で結ばれ、 […] ...
東京インフラ072 明治神宮内苑・外苑、代々木公園、新宿御苑
明治天皇崩御後、神宮の東京鎮座が決定すると、内苑は国により南豊島御料地に、外苑は民間の手で青山練兵場跡地に設けることとなった。 土地本来の樹種である広葉樹を用いた人為による森厳の神苑「永遠の杜」づくりは、針葉樹が常識とさ […] ...
東京インフラ013 荒川放水路
今は荒川の本流だが、もともと隅田川から分岐する水路として人工的につくられた。世紀のプロジェクト・パナマ運河の建設に携わった唯一の日本人技術者・青山士(あきら)が指揮して、この東京の大工事は完成した。長さはパナマ運河の約1 […] ...
東京インフラ008 築地大橋
都心の新たな幹線道路・環状2号が、隅田川の最下流部を横切る地点に架かる橋。築地と豊洲の新旧の<胃袋>を結ぶ橋でもある。ちなみに環状2号は、外濠沿いを通って、虎の門ヒルズの下からトンネルで都心の高層ビルの下をくぐり、築地市 […] ...
東京インフラ020 首都高
世界の大都市の多くは、地上と地下の2層の交通ネットワークをもっている。地上は道路と鉄道、地下は地下鉄である。東京が独特なのは、これらに加え、空中、つまり首都高を加えた3層構造になっている点だと思う。これら地上、地下、空中 […] ...
東京インフラ049 玉川上水
武蔵野台地を横断する歴史的な水道・農業用水施設。このインフラによって、巨大化する江戸・東京の水不足が解消され、江戸に至るまでの台地も、それまでの井戸や崖線湧水の点群から水の線、つまり<循環器系>のネットワークで潤うことに […] ...
東京インフラ003 丸の内仲通り
辺り一面、草ぼうぼうの原野。今では全く想像できないが、かつて三菱ヶ原と呼ばれた頃の丸の内の姿である。 丸の内は、日本最初の近代都市計画である市区改正計画で、官庁街にするか、商業地にするかの議論の末、渋沢栄一の強い意見によ […] ...
東京インフラ076 五反田駅
五反田駅で山手線と接続する東急電鉄池上線は、山手線を跨いで五反田駅を設けている。鉄道を跨いで線路を建設することは、列車を走らせながらその上に新たな鉄道を建設しなければならないので、工事の難易度も高くなり、工事費も高くなる […] ...
東京インフラ004 東京駅
「又電車が著く。吐き出す人は雪崩をうって又改札口に押し寄せる。併し流石に東京駅である。改札口の人の渦は直ちに消え去ってしまう。後から後から来る人は、よく掃除された樋の水のように流れて行く。」(高浜虚子) 高架と地下を含め […] ...
東京インフラ034 東京スカイツリー
近現代の東京には、時代を象徴する塔が3本ある(あった)。遼雲閣(1890年)、東京タワー(1958年)、東京スカイツリー(2012年)である。高さは順に、52m、333m、634mとなる。 遼雲閣は浅草につくられた。八角 […] ...