東京インフラ022 日本橋
かつての五街道の起点。今も、日本列島を貫く7本の主要な直轄国道がここを起点としている。道路ネットワークの<心臓>である。 歴史上、混乱の世を治めたリーダーの多くが、領国経営において重視したのが、インフラの掌握であった。イ […] ...
東京インフラ055 多摩川
ロンドンのテムズ川、パリのセーヌ川とくれば、東京では隅田川ということになるだろう。ただ東京の場合、もう一つ重要な川がある。多摩川である。この川は、広大な武蔵野台地をかたちづくり、武蔵の母なる川と呼ぶにふさわしい歴史を歩ん […] ...
東京インフラ050 村山・山口貯水池
東京には、湖が2つある。多摩湖と奥多摩湖である。県境を跨いで多摩湖に隣接する狭山湖を加えて、3つと言ってよいかもしれない。これらに共通するのは、いずれも東京都民の水がめとしてつくられた人造湖であるということ。多摩湖と狭山 […] ...
東京インフラ028 聖橋
「江戸・東京は、地名や橋の名のつけ方に洒落っけがある。北に孔子を祀る湯島台があって、南の神田駿河台にはニコライ堂(ロシア正教)がある。そこをむすんでいるから聖橋だという。」(司馬遼太郎) 名前は公募によりつけられた。「ひ […] ...
東京インフラ044 かつしかハープ橋
現在は荒川に分断されているが、利根川東遷事業以前は利根川と荒川の本流だった中川。その中川に流れ込む綾瀬川の左岸から荒川と中川の背割堤に渡り、優美なS字の曲線を描く美しい橋。夜にはライトアップされた親子のタワーと道路照明が […] ...
東京インフラ033 両国橋
かつて武蔵国と下総国の「両国」を結び、「日本大橋盡」の番付では行司役を担った名橋。17世紀の架設以降、江戸下町のシンボルとして親しまれ、川開きの花火も行われるなど、庶民とともに歴史を刻んできた。相撲の殿堂・両国国技館も近 […] ...
東京インフラ069 駒沢給水塔
渋谷がまだ区ではなく、東京市外の町であったとき、渋谷町は、町民のために独自の水道を敷設した。まず、町外の砧村に多摩川の取水所を設けて、駒沢村までポンプアップした後、町まで水を配水するシステムである。駒沢村につくられた中継 […] ...
東京インフラ079 東京港
古来、港は都市の玄関口であった。人体でいえば、モノが入る<口>のようなものである(もちろん港から出ていくものもあるが)。つまり、都市における重要度は高い。 東京も、都市近代化を進める上で、港の位置づけが大きな論点となった […] ...
東京インフラ076 五反田駅
五反田駅で山手線と接続する東急電鉄池上線は、山手線を跨いで五反田駅を設けている。鉄道を跨いで線路を建設することは、列車を走らせながらその上に新たな鉄道を建設しなければならないので、工事の難易度も高くなり、工事費も高くなる […] ...
東京インフラ001 皇居
太田道灌の築城から徳川幕府の江戸城、大政奉還後は皇居と、連綿と栄養を吸収し、今や東京の<肺>であり象徴の森となる。 道灌時代、関東に広がる巨大な洪積台地が海に向かって突き出した江戸前島の境界地帯に建てられた江戸城は、徳川 […] ...

















































































