水上ビル

愛知県豊橋市

水上ビルは1964年に建設された豊橋中心市街地に位置する「豊橋ビル」「大豊ビル」「大手ビル」の総称である。通称名の通り、牟呂用水上に立つ全国でも珍しい建物であり、川なりに幅の狭いビルが立ち並ぶ独特な景観を形成している。戦後間もないころにできた青空市場が十分な代替地がないままに2度目の移転を求められた際に建設されたものであり、1階は店舗、2階以上は住居で構成されている。幅が薄いことから1階店舗は裏表から出入りできる構造となっている。

 

建設から50年以上がたつ現在では、古くからの商店街のお店がたちならぶ一方、空き店舗を活用した地元でのアートイベントseboneやあいちトリエンナーレ2016の会場など様々な取り組みを行っており、豊橋市の文化形成の一翼を担っている。

 

 

参考:

駅デザ・豊橋駅前大通地区まちなみデザイン会議

場所