輸入車の
ものがたり

富山、石川、岐阜、愛知、三重の5県の乗用車の生産金額は、約6兆3千3百億円(全国シェア37.3%)、自動車部品の生産額は約3兆2千7百億円(全国シェア49.9%)(経済産業省の生産動態統計2017年)と、国内の大きなシェアを占める。自動車1台は2~3万点の部品から構成されているため、自動車産業の裾野は広く、部品生産の出荷額は20兆円を超えている。

これらは、部品工場から自動車組立工場に搬送されるほか、整備工場や部品販売店に送られる。自動車組立工場に搬送された部品から組み立てられた自動車は、国内ディーラーへ移送される外、海外に輸出される。 東海地方には自動車メーカーの工場(四輪車・二輪車)が35工場(愛知県17、静岡県15、岐阜県1、三重県2)あり、全国78工場の半数に迫る。これら自動車部品や完成自動車の移送には、重点的に計画された道路網や名古屋港、四日市港の国際拠点港湾、三河港,衣浦港などの重要港湾のインフラが用いられる。

輸入車に関わるインフラ