豊川用水

東三河地域は古くから干害で苦しめられており、近世から主に豊川を水源とした用水が整備されてきた。松原用水は1567年から、牟呂用水は1887年から供用が開始され、これらは主に豊橋の新田開発を支えてきた。一文字堰や人造石工法など当時としては先進的な技術が盛り込まれ、幾度の災害を乗り越えてきている。これらの技術が国際的にも重要と認められ、世界かんがい施設遺産にも登録されている。他方、豊川用水は、特に渥美半島に豊川の水を引くために計画され、1968年に供用されている。これらは現在一体的に運用され、渥美半島から湖西まで幅広い産業と生活の基礎を担っている。

 

 

参考:

水資源機構 豊川用水HP

牟呂用水土地改良区(水土里ネット牟呂用水)HP

場所