犬山頭首工・木津用水
愛知県犬山市
濃尾平野では古くから木曽川を水源とした農業用水が整備されてきた。現存している用水の中では1610年に宮田用水、1650年に木津用水、1932年に羽島用水が供用されたが、河道の変動や土砂の堆積により不安定な取水を強いられており、水路自体の老朽化や維持管理性など課題が山積していた。こうした事態を解決し、併せて恒久的な農業用水を確保するために1962年に整備されたのが、これら3用水の取水口をまとめた犬山頭首工である。現在も9,353haの受益面積を対象に、毎秒約51m3の水を供給する濃尾平野の重要な水源として活躍している。
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