ドボ博 座談会 パート2

壁の楽しみかた

zadankai

「土木学会の持っているアーカイブ、いろいろな古い写真・図面などを、できるだけ多くの人に見てもらいたい」
土木好きなひとだけでなく、より多くのヒトに興味をもってもらいたい。
そんな思いから、いろんな分野の”土木をたのしむ専門家”にお集まりいただき、「座談会」を開催しました。

北河さん

まずは、予告サイトと予告動画をご覧ください

(壁写真の)杉浦さん

建築の断面になってるところ。格好良かったんですけど、あれはどこですか?
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(マニア目線の)八馬さん

あれは、品川の運河から見た倉庫の解体現場です。倉庫って土木なのか建築なのかよくわからないところではあるんですけど、物流っていう意味では土木というふうに捉えても良いんだろうと思います。

北河さん

今回は土木構造物というわけではなくて、インフラや社会を動かしている施設という意味で扱ってますので。杉浦さんは壁目線で惹かれる感じですか?

ヤックル大山

「壁目線」って何ですか??

(壁写真の)杉浦さん

私、壁の写真をずっと撮り続けておりまして。

ヤックル大山

え〜と???

(マニア目線の)八馬さん

あ、ハテナが出てる。絶対伝わってない(笑)

(壁写真の)杉浦さん


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外壁をマチエールや絵画的にみているんです。街の中に絵画がたくさんある感覚です。これは浅草橋のリベットなんですけど、リベットとか今あまりないものですよね。こういう知識を思いがけず得られることも楽しんでいます。「壁の本」という本もだしています。

スリバチ学会 皆川 さん

切り取り方もカッコイイんだよね。ポストカードにしてもおかしくないぐらいアートになっている。

北河さん

橋をメンテナンスする側からしたら問題かもしれないけど(笑)

(壁写真の)杉浦さん

本当にいろんなことが見えてくるんです。たとえば、工事の人が午後になると疲れて塗り方が変わることもあると思うんです。そういった、人間の痕跡や性格、疲れているとか、そういうこともちょっとずつ滲み出ているような気がして。造る方からしたら迷惑な目線かもしれませんけど(笑)

(マニア目線の)八馬さん

いやいや、いつもの街の見方が変わりますよ。あと「垂れ」も良いですよね。

スリバチ学会 皆川 さん

そうそう、綺麗に均一じゃなくて。癖が残る感じとかね。時間が経過して。人の営みも感じて。

北河さん

「侘び寂び」なんですね。しかし、いろんなところに行ってますね。

(壁写真の)杉浦さん

はい、行っちゃいけないところも含めて(笑)。壁はたくさんありますから。

TOKYO INFRASTRUCTURE Extra Edition: Doboku x Wall

 

 

 

 

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