東京インフラ037 隅田公園
隅田川の左岸と右岸に対でつくられた公園。「公園は都府の肺臓なり」(幸田露伴)とするならば、<背骨>(隅田川)の左右に配された隅田公園は、まさに<肺>そのものである。昭和前期につくられた中では、東京で最大の公園でもあった。 […] ...
東京インフラ032 昭和通りと靖国通り
「パリのシャンゼリゼエ、ベルリンのウンタアデンリンデン ━ それらの大通を思はせる舗装と街路樹、しかし品川から千住まで、新しい大動脈のやうに東京を南北に貫く3里20町は、それらの大通よりも遥かに長いといふ、第一号幹線道路 […] ...
東京インフラ085 三宅坂ジャンクション
首都高のジャンクションのかたちは、バラエティーに富んでいる。特に都心部では、狭いスペースで何本もの<血管>を分岐、合流させるため、個別の土地形状に適った設計になることが多い。首都高で初めてつくられたオリジナルなジャンクシ […] ...
東京インフラ063 京浜・京葉工業地帯
東京湾の左右二葉からなる器官。グリコーゲンの生成・貯蔵、胆汁の生成、有毒物の解毒など多様な機能を担う<消化器系>で最大規模の<肝臓>にあたる。幕末の石川島をはじめ、海との際は、常に工業化の最前線だった。 京浜臨海部の工業 […] ...
東京インフラ002 行幸通り
東京の<心臓>東京駅から、皇居に延びる太い<血管>。 長さは短いが、幅員は帝都復興事業で整備された街路の中で最大の73m(40間)を誇る。これは、パリのシャンゼリゼ大通り(70m)とほぼ同規模である。 シャンゼリゼ大通り […] ...
東京インフラ006 築地
呼んで字の如く「築かれた地」である。「築地」と呼ばれる土地は全国に存在するが、たいてい埋め立てによって造成された土地である。地名が、土地の出自を物語っている。 東京築地の場合、江戸時代の本願寺本堂の建設のときに、最初の埋 […] ...
東京インフラ081 レインボーブリッジ
「レインボーブリッジ、封鎖できません!」と青島刑事が絶叫する「踊る大捜査線」をはじめ、映画やドラマ、アニメにたびたび登場するなど、完成して20年足らずの間に、すっかり東京の名所として定着したレインボーブリッジ。 橋自体の […] ...
東京インフラ番外編 ドボク×壁
建物の外壁や柱などを対象に、街を平面的に切り取る写真家、杉浦貴美子が見たドボクの姿。巨大な土木構造物をヒューマンスケールで切り取ってみたら、規則性を持ったパターンや、経年変化による痕跡が浮き上がってきました。 「つなぎ目 […] ...
東京インフラ053 小河内ダム
東京では、都市の成長に合わせて極めて短いスパンで水道拡張工事が行われた。1911年に玉川上水を改良して近代創設水道が完成すると(羽村取水堰の改築はその成果の一つ)、わずかその2年後に第1次拡張工事に着手され(その成果が村 […] ...
東京インフラ018 豊海橋
隅田川に注ぐ日本橋川の末端に架かる震災復興橋梁。「質実を主とし外観を従とし・・・都市の面目を一新して威容あるものたらしめ(る)」とした政府の「帝都復興に関する根本方針」を、水平と垂直の明快な構成をもつ質実剛健な造形によっ […] ...



























































