東京インフラ029 御茶ノ水橋梁
御茶ノ水付近で神田川に架かっている橋梁は、そのほとんどが神田川のはるか上空で山手台地を跨いでいるが、東京地下鉄丸ノ内線の御茶ノ水橋梁は地下鉄の橋なので、最も低い水面すれすれの場所を通過している。神田川は今も舟運が行われて […] ...
東京インフラ008 築地大橋
都心の新たな幹線道路・環状2号が、隅田川の最下流部を横切る地点に架かる橋。築地と豊洲の新旧の<胃袋>を結ぶ橋でもある。ちなみに環状2号は、外濠沿いを通って、虎の門ヒルズの下からトンネルで都心の高層ビルの下をくぐり、築地市 […] ...
東京インフラ053 小河内ダム
東京では、都市の成長に合わせて極めて短いスパンで水道拡張工事が行われた。1911年に玉川上水を改良して近代創設水道が完成すると(羽村取水堰の改築はその成果の一つ)、わずかその2年後に第1次拡張工事に着手され(その成果が村 […] ...
東京インフラ023 常磐橋
明治のはじめ、都市近代化の主な担い手は、政府に雇われた外国人技術者・お雇い外国人であった。彼らは、鉄道、水道・下水道、煉瓦構造物など、日本人が見たこともないインフラを次々と東京にもたらした。それは、まさに文明開化の風景で […] ...
東京インフラ022 日本橋
かつての五街道の起点。今も、日本列島を貫く7本の主要な直轄国道がここを起点としている。道路ネットワークの<心臓>である。 歴史上、混乱の世を治めたリーダーの多くが、領国経営において重視したのが、インフラの掌握であった。イ […] ...
東京インフラ073 外苑橋・千登世橋・馬込インターチェンジ
ジャンクション、インターチェンジという言葉がまだ一般に使われる前から、東京には、その萌芽ともいえるらせん状の立体交差がいくつか存在していた。まだ自動車の数が少なく、交通渋滞に悩まされる前の話である。場所は、外苑橋、千登世 […] ...
東京インフラ064 東京湾アクアライン
羽田空港に向かう飛行機が、最後の着陸態勢に入ったとき、ふと目に入る長大な線状構造物。それが東京湾アクアラインである。 川崎と木更津を結ぶことで、房総半島の豊かな自然と京葉工業地帯を、東海道メガロポリスに近づける。延長は1 […] ...
東京インフラ046 五色桜大橋
技術的にはかなり特殊な橋である。 くしのような形をしたアーチ橋で、くしの歯の代わりに綾状のケーブルを張る。また、車を通す桁が上下2段に分かれ、それらが綾状のケーブルによってアーチリブと結合されている。それが、荒川放水路に […] ...
東京インフラ062 生麦ジャンクション
首都高は、開通からまもない1968年にはすでに川崎・横浜まで延伸し、以来、東京だけでなく首都圏の<大動脈>として機能し続けている。1990年代までには湾岸線が横浜まで開通し、東京と横浜が一本線ではなく、複数の線で結ばれ、 […] ...
東京インフラ021 江戸橋ジャンクション
普通、高速道路のジャンクションは、周りの田園風景と共に眺め、通り抜けるものである。しかし首都高の場合、あまり悠長なことは言っていられず、両側に高層ビルが迫る中を、ハンドルを切ってすり抜けることになる。また、街中を歩きなが […] ...