東京インフラ076 五反田駅
五反田駅で山手線と接続する東急電鉄池上線は、山手線を跨いで五反田駅を設けている。鉄道を跨いで線路を建設することは、列車を走らせながらその上に新たな鉄道を建設しなければならないので、工事の難易度も高くなり、工事費も高くなる […] ...
東京インフラ038 東京上野間市街線
東京と上野を結ぶ高架鉄道は、神田駅以南の工事が先行し、一部は、東京万世橋間市街線として1919年に完成していた。神田駅もこの際に開業したが、完成したのは中央本線の高架橋のみであった。東京から神田、秋葉原、御徒町を経て上野 […] ...
東京インフラ036 隅田川橋梁
隅田川を渡る鉄道橋は、1896年に日本鉄道土浦線(現在の常磐線)に架設された隅田川橋梁が最初であったが、水量も豊富で舟運の発達した中下流部では鉄道橋の架設が困難で、東京と千葉方面を結ぶ総武鉄道(現在のJR総武本線)も両国 […] ...
東京インフラ005 新永間市街線
東京駅のやや北から新橋駅のやや南まで達する赤煉瓦アーチの高架橋は、現在も山手線と京浜東北線の電車が複々線で往復している。わが国最初の高架鉄道は、1904年に完成した本所(錦糸町)~両国橋(両国)間であったが改築されて現存 […] ...
東京インフラ083 御所トンネル
現在の中央本線の前身となった甲武鉄道市街線は、新宿から東京の都心をめざして線路を延ばした。東京都心を<心臓部>として<血管>を放射状に郊外へと延ばした鉄道が多かった中で、郊外から都心へ向かって<血管>を延ばした鉄道が甲武 […] ...
東京インフラ029 御茶ノ水橋梁
御茶ノ水付近で神田川に架かっている橋梁は、そのほとんどが神田川のはるか上空で山手台地を跨いでいるが、東京地下鉄丸ノ内線の御茶ノ水橋梁は地下鉄の橋なので、最も低い水面すれすれの場所を通過している。神田川は今も舟運が行われて […] ...
東京インフラ053 小河内ダム
東京では、都市の成長に合わせて極めて短いスパンで水道拡張工事が行われた。1911年に玉川上水を改良して近代創設水道が完成すると(羽村取水堰の改築はその成果の一つ)、わずかその2年後に第1次拡張工事に着手され(その成果が村 […] ...
東京インフラ032 昭和通りと靖国通り
「パリのシャンゼリゼエ、ベルリンのウンタアデンリンデン ━ それらの大通を思はせる舗装と街路樹、しかし品川から千住まで、新しい大動脈のやうに東京を南北に貫く3里20町は、それらの大通よりも遥かに長いといふ、第一号幹線道路 […] ...
東京インフラ078 品川
都心を出発した東海道の道路と線路の2本の太い<血管>が、最初に交差する場所。それが品川である。 1872年に初めて鉄道が通ったときから、この2本のインフラは、立体的に交差してつくられた。街道の一部をなす跨線橋・八ツ山橋の […] ...
東京インフラ077 東海道
東海道は、東西の大都市を結ぶ、わが国随一の<大動脈>である。鉄道、国道一号、東海道新幹線、東名・名神高速など、時代に先駆けたインフラが次々とこの場所に整備され、<循環器系>の進化を示すショーケースのような役割も果たした。 […] ...