東京インフラ076 五反田駅
五反田駅で山手線と接続する東急電鉄池上線は、山手線を跨いで五反田駅を設けている。鉄道を跨いで線路を建設することは、列車を走らせながらその上に新たな鉄道を建設しなければならないので、工事の難易度も高くなり、工事費も高くなる […] ...
東京インフラ039 上野駅
「上野発の夜行列車・・」は今や過去のものとなってしまったが、東京の北の玄関口としての風格は、今なおよく留めている。北から上野台地をまわりこむように南下した線路が、下町にでる手前につくられた駅舎。地下では、地下鉄銀座線と日 […] ...
東京インフラ035 浅草駅
「花川戸の岸に松屋呉服店の建物屹立せり、橋際に地下鉄道の降口あり、市街の光景全く一変したり」(永井荷風) 浅草の光景を一変させた東京初のターミナルデパート。都心を貫く地下鉄(現、銀座線)と郊外に延びる東武鉄道の結節点につ […] ...
東京インフラ004 東京駅
「又電車が著く。吐き出す人は雪崩をうって又改札口に押し寄せる。併し流石に東京駅である。改札口の人の渦は直ちに消え去ってしまう。後から後から来る人は、よく掃除された樋の水のように流れて行く。」(高浜虚子) 高架と地下を含め […] ...
東京インフラ031 秋葉原
南北と東西の2本の高架鉄道が交差する町。もともと、地元の反対を押し切って、地表を走っていた南北の鉄道(現在の京浜東北線)が、鉄道国有化後の1925年に高架化され、その上を乗り越えるように総武線がつくられた(1932年)。 […] ...
東京インフラ075 渋谷
「とにかく、地下鉄とは地下を走るものである。それが、いちばん高いところにホームがあって、その下に国電と二つの私鉄の高架線がある。さらにその下の路面をバスがのろのろと走り、その下に地下商店街があって、またその下にもう一つ地 […] ...
東京インフラ071 新宿
かつての宿場町で、近代以降は、鉄道と幹線道路の結節点として肥大化した<循環器系>の要。 駅の東側の新宿三丁目あたりまでは、地下鉄丸ノ内線とほぼ平行して、沿線のデパートを取り込んだ長大な地下空間が広がる。わが国最大の歓楽街 […] ...
東京インフラ027 御茶ノ水駅
地下鉄丸ノ内線は、あわせて4度地上に現れる。茗荷谷と後楽園の豊島台の縁、四ツ谷の外濠、そしてお茶の水の崖地である。後者2箇所は、江戸時代に人工的に作られた地形で、お茶の水の場合は、まず人工地形に架かる聖橋の風景がパッと開 […] ...
東京インフラ番外編 ドボク×壁
建物の外壁や柱などを対象に、街を平面的に切り取る写真家、杉浦貴美子が見たドボクの姿。巨大な土木構造物をヒューマンスケールで切り取ってみたら、規則性を持ったパターンや、経年変化による痕跡が浮き上がってきました。 「つなぎ目 […] ...