昭和初期、中部地域は大規模発電施設・送電網が整備され、巨大な電力を生み出すようになる。これを用いて零式艦上戦闘機をはじめとした国産飛行機を製造し、夢の超特急「ひかり」号に始まる新幹線の開発・製造は、この地で行われた。そのため、中部地域には、高度な精密部品や機器の製作技術を持つ技術者を輩出してきた。

五十年以上に及ぶ技術継承や技術開発に対する努力の継続により、YS‐11旅客機や100系～700系各種新幹線、そして昨今紙面を賑わしている三菱スペースジェット、N700S新幹線といった次世代輸送機械の開発に繋がっている。