四日市港

三重県四日市市

四日市港は1899(明治32)年に開港場としての勅命を受け、外国貿易が認められた。戦前は綿花の輸入が多くを占め、中部地方の繊維業の発展を支えた物流拠点となっていた。戦後、1952(昭和27)年に特定重要港湾に指定され、港湾法の改正によって2011(平成23)年に国際拠点港湾に指定された。

 

四日市港の現在の積卸港別貿易額は全国第11位(空港を除く)(2016財務省)。名古屋港や三河港の自動車や自動車部分品輸出額には及ばないが、四日市港での自動車は約118億円、自動車部分品は約640億円の輸出額(2018)があり、輸出量は化学薬品や石油製品よりも自動車関連の取扱いが増えている。四日市港の輸出自動車は霞が浦南埠頭に集積基地があり、延長480mの24,25号岸壁から主に北アメリカやヨーロッパに向けて輸出されている。

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