1911（明治44）年に美濃と岐阜を結ぶ電気軌道が開設。この前年、名古屋電灯株式会社が「長良川発電所」を開設したのに触発され、地元資本により長良川の支流の板取川にも発電所が開設されたが、その電力を活用する形で、この電気軌道が私鉄として開業したのである。

その後、国鉄等との競争の中で、名鉄との合併を余儀なくされたうえ、自家用車の普及とともに1999（平成11）年には美濃と堰の間が廃線となり、さらに2005（平成17）年にはすべてが廃線となった。しかし美濃市の旧駅舎は現在でも残され、当時の面影を感じることができる。

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