うだつの上がる町並み

岐阜県美濃市

江戸時代に金森長近(1524-1608)により城下町として築かれ、その後明治時代にかけ美濃和紙の取扱で栄えた商人の町。丘の上に造られ、水の便が悪いため火災には弱かったため防火壁として屋根に「うだつ」をあげるようになったが、次第に富の象徴としてみなされ、豪華なうだつが競ってあげられた。現在も18棟ものうだつを有する家屋がみられるが、江戸から明治までの様々な形態がみてとれ、貴重な町並み。

 

重要伝統的建造物群保存地区(文化庁)。 屋根に「起り(むくり)」をもつ小坂家(小坂酒造)は、国指定重要文化財。最も古い形式のうだつを残す旧今井家(かつて美濃和紙の商家)は、美濃市の指定文化財。 4月の第2土曜・日曜には美濃まつりが行われ、「花みこし」が町内を練り歩き彩る。また10月には「美濃和紙あかりアート展」が開催。

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