ドボ鉄057東京地下鉄道の浅草駅
1927(昭和2)年、日本で最初の地下鉄道として開業した東京地下鉄道(現在の東京メトロ銀座線浅草~新橋間)は、収益の拡大を図るために、さまざまな事業展開を行なった。その象徴が1929(昭和4)年に地下鉄出入り口を兼ねて […] ...
ドボ鉄056マジシャンのアイデア
鉄道と舟運の共存を目的として建設される可動橋には、旋回橋、跳開橋、昇開橋などの種類がある。ここで紹介する筑後川橋梁は、佐賀~瀬高間の国鉄佐賀線が、佐賀県と福岡県の県境である諸富~筑後若津間の筑後川を渡る昇開橋として、1 […] ...
ドボ鉄055東京港と専用線
東京は、荒川、隅田川、多摩川の河口に位置し、これらの河川によって運ばれてきた堆積物が遠浅の海岸を形成していたため、大型船舶を接岸することができず、横浜港が海の玄関口として機能していた。このため、関東大震災の際に、大量の […] ...
ドボ鉄054ダイヤモンドの名もしるし
大阪市の市内電車の歴史は、1903 (明治36)年に開業した花園橋~築港桟橋間の築港線にさかのぼる。これは、わが国で最初の公営交通の始まりで、ここに自治体の経営による日本で最初の電気鉄道事業が誕生した。当初は、大阪市工 […] ...
ドボ鉄053肥薩線と大畑駅
●鹿児島への鉄路 鹿児島県への鉄道の歴史は、1909 (明治42)年11月に全通した現在の肥薩線にさかのぼることができる。八代から球磨川を遡上し、大畑(おこば)でループ線とスイッチバックを併用して、さらに延長2,096 […] ...
ドボ鉄052「だいき」のビルディング
駅本屋として巨大なビルディングを建て、これを商業施設やオフィスなどに利用するというアイデアは、関西で始まった。大正時代末から昭和時代の初期にかけて、新京阪鉄道(現在の阪急電鉄京都線)の天神橋や、阪神急行電鉄(現在の阪急 […] ...
ドボ鉄051大井川の決壊
「越すに越されぬ大井川」と箱根馬子唄にも唄われた静岡県の大井川は、駿府城や江戸防衛の見地や架橋自体が困難であったことなどから橋が設けられず、川越人足による「徒渡(かちわた)し」によって川を渡っていたことで知られている。 […] ...
ドボ鉄050超特急で和歌山へ
大阪の天王寺を起点として、和歌山の間の延長61.3kmを結ぶ阪和線は、阪和電気鉄道という私鉄を買収した路線である。阪和電気鉄道は、1927(昭和2)年に着工し、1929(昭和4)年7月に阪和天王寺~和泉府中間を第一期線 […] ...
ドボ鉄048ここは日本の国立です
わが国における鉄道事業者による住宅開発のはじまりは、1909(明治42)年、箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄宝塚線ほか)による池田室町の分譲と言われ、鉄道の多角経営のパイオニアとも言うべき小林一三のアイデアによるもので […] ...
ドボ鉄049移転した博多駅
九州の鉄道の要衝である博多駅は、周辺に繁華街が形成されて、いかにも開業以来その土地にあったかのようであるが、現在の場所に博多駅が移転したのは1963(昭和38)年に高架橋と駅ビルが完成してからのことであった。1889( […] ...