ドボ鉄137続・大和棟とモダニズム
橿原神宮前(かしはらじんぐうまえ)駅(ドボ鉄113回参照)に隣接する畝傍御陵前(うねびごりょうまえ)駅と橿原神宮西口駅は、橿原神宮前駅と同じ大和棟を用いた駅として同時期に完成し、規模は小さいものの橿原神宮前駅とほぼ同じ […] ...
ドボ鉄136猿橋とアメリカ製トラス
山梨県大月市にある猿橋は、錦帯橋(山口県)、かずら橋(徳島県)と並ぶ日本三奇橋(三番目については諸説あり)として知られ、いわゆる刎橋(はねばし)の一種として中世末~近世初期には存在していたと伝えられる。1902(明治3 […] ...
ドボ鉄135本四連絡の鉄路
岡山を起点として宇野までを結ぶ延長約32.8kmの宇野線は、四国へ渡るための本四連絡鉄道として建設され、宇野港で宇高連絡船を乗り継いで高松港へと渡っていた。 この宇野線が開業するまで、岡山方面から四国へ至る交通路は、 […] ...
ドボ鉄134品川駅と海岸線
日本の鉄道は、1872(明治5)年10月14日(旧暦9月12日)に開業式が行なわれて新橋~横浜間が開業し、この日がのちに鉄道記念日となった。このうち、品川~横浜間はそれより4か月前の6月12日(旧暦5月7日)に仮開業し […] ...
ドボ鉄133大和棟とモダニズム
奈良県橿原市にある橿原神宮は、神武天皇を祀るために1890(明治23)年に創建され、建築家・伊東忠太の設計により完成した。1940(昭和15)年の紀元2600年では、社殿の改築や神域の拡張などの整備工事が行われた。これ […] ...
ドボ鉄132明治43年の東京大洪水
1934(昭和9)年に関西地方を中心に襲った室戸台風、1938(昭和13)年の阪神大水害(細雪水害)、1959(昭和34)年の伊勢湾台風など、大都市を襲った洪水はいくつか知られているが、東京もかつてこうした水害がたびた […] ...
ドボ博131交差点を跨ぐ大アーチ
総武本線の両国駅と中央本線の御茶ノ水駅を結ぶ高架線は、1932(昭和7)年に開通したが、外堀通りと昌平橋通りが交差する昌平橋交差点を斜めに横断して、松住町架道橋が架設された。松住町架道橋は、交差点に橋脚を建てることを避 […] ...
ドボ鉄130鉄骨上屋の実現
黎明期における停車場の乗降場(プラットホーム)屋根を支える小屋組は、木材をトラスで組んだ木骨トラス造であったが、明治時代末~大正時代になると鉄材料が普及し、木骨トラスでは難しかった大空間を実現した。 1889(明治2 […] ...
ドボ鉄129新交通システムの登場
高度成長期の神戸市では、急増する港湾貨物の取扱量を背景として、貨物輸送の中心となりつつあるコンテナ輸送に対応した新しい埠頭の建設を計画し、新港突堤の沖合に、新しい埋立地としてポートアイランドの造成を開始した。ポートアイ […] ...
ドボ鉄128高架鉄道の開業
東京駅の北側(現在の東京~神田間)から新橋駅の南側(現在の新橋~浜松町間)へ伸びる赤煉瓦アーチの鉄道高架橋は、建設時の名称を「新永間(しんえいかん)市街線高架橋」と称した。高架鉄道は市区改正設計(東京の都市計画)の一環 […] ...