四国インフラ051 屋根付橋
愛媛県喜多郡内子町を流れる麓川の中流域には、屋根付橋が架かっている。かつてはこの川筋に10橋あったとされる屋根付橋は、3橋現存している。その内のひとつ、「田丸橋」は、屋根が杉皮葺きの切妻屋根という珍しい木造の橋である。本 […] ...
四国インフラ088 内海ダム
小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ島の中では最も大きな島で、香川県小豆郡土庄(とのしょう)町と小豆島町の2つの町で構成されている。『二十四の瞳』や『八日目の蝉』の舞台となった島で、近年ではオリーブや醤、素麺などの特産品で耳にした […] ...
四国インフラ081 新川橋梁・長尾線
高松電気軌道は、明治45(1912)年に出晴(現・高松)-長尾間で長尾線を建設・開業した。長尾線は開業当時から複線化を見越して用地買収が行われ、橋梁も複線化に対応できるよう設計された。三木町の新川を渡るため明治44(19 […] ...
四国インフラ076 満濃池・満濃池樋門
丸亀平野の南に位置している満濃池は、香川県内に点在する約1万4千余りのため池の中でも最大のかんがい用ため池である。一般的なため池は四方を堤防で囲まれているが、満濃池は川を堰き止め、谷を利用して膨大な貯水と水量調整をおこな […] ...
四国インフラ070 四国山地中央構造線
四国の航空写真を見ていると、徳島県を流れる吉野川から愛媛県新居浜市、そして松山市へと続く平地の線がうっすらとわかる。この線が、関東平野の地下から南アルプス、紀伊半島、そして九州東縁へと続いていく地質境界の断層、中央構造線 […] ...
四国インフラ054 石手川橋梁
伊予鉄道横河原線の石手川公園駅は、全国数少ない川の上に設置された駅で、片側にはプラットホーム、その反対側には歩道が設置されており、明治26(1893)年に建設され、「鉄の橋百選」や「土木遺産」に選定されている。現役の鉄道 […] ...
四国インフラ053 重信川
松山平野には、愛媛県高縄山系の三方ヶ森付近を源流とする石手川と、愛媛県東温市の東三方ヶ森を源流とする重信川の2つの河川があり、松山中央公園付近(松山城より南)で合流し、松山空港南の伊予灘に注いでいる。この松山平野の<背骨 […] ...
四国インフラ052 長浜大橋
長浜大橋は肱川の河口にかかる橋長232.3m、幅5.5m、5つのトラス橋と2つの桁橋からなる7径間の橋で、中央部の桁橋のひとつが開閉する。肱川の水運が活発に利用されていた時代、自動車と船の行き来を両立するため可動橋が架け […] ...
四国インフラ049 臥龍山荘
明治時代、肱川は木蝋や生糸を舟運にて運ぶ一大物流路であった。肱川が流れる大洲出身の豪商川内寅次郎は、こうした舟運を利用した貿易業で成功し、肱川流域屈指の名勝地とされた「臥龍」と呼ばれる土地を購入、大洲の棟梁・中野虎雄と京 […] ...
四国インフラ048 肱川
肱川は、流域の大部分が山地で占められているにも関わらず、河床勾配はゆるやかで、その水量は豊富である。そのため愛媛県内における最も重要な物資を輸送する<血管>のひとつとして機能していた。 明治から大正にかけて肱川には大小あ […] ...