四国インフラ054 石手川橋梁
伊予鉄道横河原線の石手川公園駅は、全国数少ない川の上に設置された駅で、片側にはプラットホーム、その反対側には歩道が設置されており、明治26(1893)年に建設され、「鉄の橋百選」や「土木遺産」に選定されている。現役の鉄道 […] ...
四国インフラ052 長浜大橋
長浜大橋は肱川の河口にかかる橋長232.3m、幅5.5m、5つのトラス橋と2つの桁橋からなる7径間の橋で、中央部の桁橋のひとつが開閉する。肱川の水運が活発に利用されていた時代、自動車と船の行き来を両立するため可動橋が架け […] ...
四国インフラ048 肱川
肱川は、流域の大部分が山地で占められているにも関わらず、河床勾配はゆるやかで、その水量は豊富である。そのため愛媛県内における最も重要な物資を輸送する<血管>のひとつとして機能していた。 明治から大正にかけて肱川には大小あ […] ...
四国インフラ045 明治橋
明治橋は、昭和5(1930)年に八幡浜市をながれる千丈川に架かけられた。昭和に建設されたのにも関わらずその名が「明治橋」である訳は、明治時代に架けられた先代の木製トラス橋の名が「明治橋」であり、それを引き継いだためである […] ...
四国インフラ037 沈下橋
「じゃぽーーん」「次は俺の番!」小麦色の肌をしたこどもたちが次々と飛び込んでゆく。「ぶろろぉぉ。」その脇には荷台にたくさんの荷物を積んだ軽トラが走る。四万十、盛夏の風景である。 四万十川流域には、橋脚が短く、桁は頑強なR […] ...
四国インフラ036 四万十川
山間をゆったりと流れる全長196kmの四万十川の姿は、高知県西部をひとまとまりに繋いで地域の<骨格>をなす。 中世以来、流域の主要な換金生産物だった材木や薪等の運搬路を担った。このはたらきは、自然界の産物を人間界に取込む […] ...
四国インフラ035 旧大正林道
四万十川沿いの四万十町大正地区には、かつて森林鉄道が走っていた。国有林のある佐川山から大正町中心部を結ぶ木材搬出用の鉄道路線・大正林道である。ひっそりとした檮原川の谷間に走行音をとどろかせつつ、屏風のようにそそり立つ山々 […] ...
四国インフラ031 仁淀川
中四国地方でもっとも高い山である愛媛県の石鎚山南面を源流とする仁淀川(愛媛県内では面河川と呼ばれる)は、清流で名高い。四国山地の山ひだを縫うように蛇行を繰り返しながらまずは大きく南西へ進み、高知県境あたりから東へ進路をか […] ...
四国インフラ030 浦戸湾
高知市の中心市街地に面した浦戸湾は、国分川や鏡川など、いくつもの川筋を束ね、大きな水瓶のようにふくらみつつ、急激に細くS字に湾曲して太平洋へと注ぐ。太平洋へ出たところには、坂本龍馬が愛したと言われる桂浜がある。見渡す限り […] ...
四国インフラ028 はりまや橋
よさこい節に歌われ、純信とお馬の恋物語で知られるはりまや橋。現在かかっている橋は長さ20mほどの目立たない桁橋であるが、その周辺は近世より続く高知城下の一大繁華街として知られる。 関ヶ原の戦いの後に転入した山内一豊は、江 […] ...