四国インフラ054 石手川橋梁

川の上の駅・日本最古の現役トラス橋


伊予鉄道横河原線の石手川公園駅は、全国数少ない川の上に設置された駅で、片側にはプラットホーム、その反対側には歩道が設置されており、明治26(1893)年に建設され、「鉄の橋百選」や「土木遺産」に選定されている。現役の鉄道橋としては日本最古のトラス橋であり、当時の最新形トラスであったイギリス型ポニー・プラット・トラス形、橋台はイギリス積みの煉瓦製二基で構成されており、支間は31.55mで堂々たる姿で川を渡している。度々補強工事は施され、120年以上経った今もなお現役で活躍し、石手川公園を利用する人々に愛され、鉄道ファンを魅了し続けている。(片岡)

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参考文献

伊予鉄道百年誌,伊予鉄道株式会社編,1987.

土木学会選奨土木遺産
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