四国インフラ065 多島海

穏やかな時間の流れを感じさせる美しさ


青い凪の海に浮かぶ島々は、瀬戸内を行き交う全ての人々をやさしく迎えてくれる。この穏やかな海は、漁場としての役割はもちろんのこと、<大動脈>としての航路や橋が島々をつなぎ、四国の地に刺激を与え、この土地の豊かな風土を育んできた。

瀬戸内海の千有余に及ぶ多くの島々が成す美しい風景は、多島美と呼ばれ、正岡子規の名句を生み出し、「津田の松原」(香川県さぬき市)や「志島ケ原海岸」(愛媛県今治市)などの白砂青松の海岸などとともにわが国初の国立公園として指定されている。

「島々に 灯をともしけり 春の海」 (正岡子規)

 

そして、この美しい島々では、ツーリズムやアートプロジェクトが繰り広げられており、瀬戸内海を囲む本州、九州、四国へ新しい刺激を伝達しているのである。(片岡)

(赤色立体地図:アジア航測株式会社 国土地理院承認番号 平28情使第1285号 / 航空写真:Google Earth)

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