四国インフラ002 遍路道
四国遍路は、弘法大師空海ゆかりの四国地方に存在する八十八箇所の霊場を巡拝することである。江戸時代に社会が安定したことを背景に庶民による巡礼が一般化し、貞享5(1688)年の僧寂本による「四国徧徧札霊場記」は多くの信者を導 […] ...
四国インフラ039 土佐くろしお中村駅
中村駅は四万十川の河口部に位置し、少ない利用者のほとんどが高校生やお年寄りのローカル線の駅である。その駅が2010年に老朽化した駅舎を改修することがきっかけとなり大きく生まれ変わった。従来の改札を廃し、地元産のヒノキを使 […] ...
四国インフラ024 魚梁瀬森林鉄道
高知県安芸郡馬路村魚梁瀬地区は四国山地の最も奥に位置し、杉の名産地である。各地へ木材を出荷するために高知県安芸郡奈半利町にある奈半利川の河口へ様々な輸送手段で木材を搬出してきた。木材の主な輸送手段は江戸時代は水運、明治時 […] ...
四国インフラ018 坪尻駅・新改駅
土讃線は香川県の多度津駅と高知県の窪川駅を南北に結ぶ路線である。讃岐山脈を通り、急峻な四国山地を通過するルートとなっている。特に香川県の琴平駅から高知県の土佐山田駅の間は最大25%の勾配があるなどかなり険しい。そのため、 […] ...
四国インフラ051 屋根付橋
愛媛県喜多郡内子町を流れる麓川の中流域には、屋根付橋が架かっている。かつてはこの川筋に10橋あったとされる屋根付橋は、3橋現存している。その内のひとつ、「田丸橋」は、屋根が杉皮葺きの切妻屋根という珍しい木造の橋である。本 […] ...
四国インフラ088 内海ダム
小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ島の中では最も大きな島で、香川県小豆郡土庄(とのしょう)町と小豆島町の2つの町で構成されている。『二十四の瞳』や『八日目の蝉』の舞台となった島で、近年ではオリーブや醤、素麺などの特産品で耳にした […] ...
四国インフラ086 男木島灯台
「チャパァーン」、「ボォォーー」。瀬戸内海の静かな夕暮れ時。海辺に汽笛がひびく。 瀬戸内海は東の大阪や神戸、西の関門をはじめとする貿易港や、瀬戸内工業地域の工業港がたちならぶ。大小様々な外航、内航船が日夜航行しており、さ […] ...
四国インフラ085 高松駅・高松港
高松には、多くの電車や客船が到着し、出発していく。高松へ、あるいは次の町へと移動していく人々を出迎えるのが、高松駅や高松港だ。 高松港は本州と四国をつなぐ玄関口として、あるいは瀬戸内海の島々を結ぶ航路の拠点として、江戸時 […] ...
四国インフラ083 ことでん
高松琴平電気鉄道、通称「ことでん」は香川県高松市を中心に走る民営鉄道である。ことでんは、琴平電鉄、讃岐電鉄、高松電気軌道の3社が昭和18(1943)年に合併して誕生した。この頃は「琴電」「コトデン」といった表記で親しまれ […] ...
四国インフラ081 新川橋梁・長尾線
高松電気軌道は、明治45(1912)年に出晴(現・高松)-長尾間で長尾線を建設・開業した。長尾線は開業当時から複線化を見越して用地買収が行われ、橋梁も複線化に対応できるよう設計された。三木町の新川を渡るため明治44(19 […] ...