四国インフラ054 石手川橋梁
伊予鉄道横河原線の石手川公園駅は、全国数少ない川の上に設置された駅で、片側にはプラットホーム、その反対側には歩道が設置されており、明治26(1893)年に建設され、「鉄の橋百選」や「土木遺産」に選定されている。現役の鉄道 […] ...
四国インフラ052 長浜大橋
長浜大橋は肱川の河口にかかる橋長232.3m、幅5.5m、5つのトラス橋と2つの桁橋からなる7径間の橋で、中央部の桁橋のひとつが開閉する。肱川の水運が活発に利用されていた時代、自動車と船の行き来を両立するため可動橋が架け […] ...
四国インフラ045 明治橋
明治橋は、昭和5(1930)年に八幡浜市をながれる千丈川に架かけられた。昭和に建設されたのにも関わらずその名が「明治橋」である訳は、明治時代に架けられた先代の木製トラス橋の名が「明治橋」であり、それを引き継いだためである […] ...
四国インフラ044 三瓶隧道
西予市の宇和町と三瓶町を結ぶ県道260号線。つづら折りの山道を分けていってゆくと、花崗岩の切り石積で入り口を固め、アーチ最上部にはキーストーンがはめ込まれた隧道が姿を現す。坑門に掲げられた扁額には、「三瓶隧道」の文字が刻 […] ...
四国インフラ043 柿原水源地水道施設群
「ザァァー」。野鳥のさえずりがこだまする須賀川支流正シ川沿いの山道を歩いていると、どこからか水の流れる音が聞こえてくる。滝でもあるのだろうか。音のする方向に進んでみると木々の隙間から時を重ねたコンクリートの躯体がこつ然と […] ...
四国インフラ041 宿毛河戸堰
『水の流れに逆らわず、素直に堰を築けばよい。』土佐藩家老、野中兼山が老爺の教えをもとに江戸時代初期に築造されたとされる河戸堰(麻生堰参照)。現在は可動堰へと改築されているが、改築前は優美な曲線が堰の左岸上流方向に伸びる、 […] ...
四国インフラ040 中筋川ダム
高知県南西部の雄々しく連なる山々に挟まれた細長い平地を流れる中筋川は、流域の年平均降雨量が約2,900mmと極めて多い。そしてこの雨は9月に集中する。ここは台風銀座なのだ。周囲の山々へ降り注いだ雨が一気に中筋川へと流れ込 […] ...
四国インフラ038 麻生堰
コンクリートが無い時代、土木(普請)の材料は石と木であった。生活のために必要な水をまちに取り入れるために川の流れを塞きとめるために造られた堰もしかり。当然、洪水がくる度に堰は壊れて流された。江戸時代、高知で築堤や港湾整備 […] ...
四国インフラ035 旧大正林道
四万十川沿いの四万十町大正地区には、かつて森林鉄道が走っていた。国有林のある佐川山から大正町中心部を結ぶ木材搬出用の鉄道路線・大正林道である。ひっそりとした檮原川の谷間に走行音をとどろかせつつ、屏風のようにそそり立つ山々 […] ...
四国インフラ027 土佐電
高知中心市街地のはりまや橋を交点とし、十字を描いて延びる路面電車路線が土佐電である。創業は明治36(1903)年、土佐電気鉄道株式会社として、四国における電鉄事業の先駆となった。現在のとさでん交通株式会社の前身である。同 […] ...