四国インフラ008 第十堰・第十樋門
阿波の<骨格>吉野川には、大きな<関節>が2つある。第十堰と第十樋門である。 第十堰の前身は、宝暦2(1752)年に築堤された新川せき止め堰。徳島藩が舟運の便を図るためにおこなった吉野川(現・旧吉野川)と別宮川(現・吉野 […] ...
四国インフラ007 徳島市水道局佐古配水場
阿波の<骨格>吉野川の下流に位置し、小さな川が<毛細血管>のようにまちなかに広がっている徳島市。立地だけを見ると水に恵まれているようだが、井戸水に頼っていた明治・大正時代は伝染病が流行し、水の衛生状態が危ぶまれていた。そ […] ...
四国インフラ006 眉山
まちの中心部に位置する眉山は、まちなかの至るところから眺めることができ、徳島市のシンボルとして市民に親しまれている<呼吸器>だ。北麓からはロープウェイで、南麓からはパークウェイで山頂までつながっている。山頂には公園が整備 […] ...
四国インフラ005 ひょうたん島と川ネットワーク
徳島市は多数の川に囲まれた水都である。徳島城の堀でもあった助任川や寺島川は、かつて城の防衛や物資の運搬ルートとして重要な役割を果たしていた。新町川両岸には、吉野川を下って、まちなかに運ばれてきた藍を保管するための藍蔵が軒 […] ...
四国インフラ004 徳島
かつての<左脳>徳島城は、助任川や寺島川に囲まれた謂山(城山)に築かれていた。版籍奉還後、城からほど近い旧藩の南浜屋敷(現・新蔵町二丁目付近)に徳島藩庁舎が置かれ、廃藩置県直後はそのまま県庁舎になった。だが約5か月後の明 […] ...
四国インフラ003 吉野川に架かる橋梁群
四国一の流域面積3,750k㎡を誇る<骨格>吉野川には、徳島県内だけでも46もの橋が存在する。その多くは元々渡し舟場があった位置で、昭和の時代<骨格>とクロスする<動脈>はその形を渡し舟から橋へ変えていった。 昭和初期に […] ...
四国インフラ001 小鳴門橋・大鳴門橋
吉野川水系の支流、撫養(むや)川の河口に位置する鳴門市の撫養港は、古くから四国の各国司の役所や所在地につながる官道の起点であり、畿内と四国を結ぶ交通の要所でもあった。江戸時代には徳島の特産品である阿波藍や撫養の斎田塩が積 […] ...