四国インフラ024 魚梁瀬森林鉄道
高知県安芸郡馬路村魚梁瀬地区は四国山地の最も奥に位置し、杉の名産地である。各地へ木材を出荷するために高知県安芸郡奈半利町にある奈半利川の河口へ様々な輸送手段で木材を搬出してきた。木材の主な輸送手段は江戸時代は水運、明治時 […] ...
四国インフラ051 屋根付橋
愛媛県喜多郡内子町を流れる麓川の中流域には、屋根付橋が架かっている。かつてはこの川筋に10橋あったとされる屋根付橋は、3橋現存している。その内のひとつ、「田丸橋」は、屋根が杉皮葺きの切妻屋根という珍しい木造の橋である。本 […] ...
四国インフラ082 栗林公園
高松藩主松平家11代の下屋敷に作られた庭園で、完成に至るまで100年以上の歳月がかけられたと言われている。池と島のある「池泉回遊式庭園」の形をとっており、「一歩一景」をウリにしている。ここは日本三名園にははいっていないが […] ...
四国インフラ081 新川橋梁・長尾線
高松電気軌道は、明治45(1912)年に出晴(現・高松)-長尾間で長尾線を建設・開業した。長尾線は開業当時から複線化を見越して用地買収が行われ、橋梁も複線化に対応できるよう設計された。三木町の新川を渡るため明治44(19 […] ...
四国インフラ080 瀬戸大橋
「つまり、四国に行くってことか」 「申し訳ありませんが、ホシノさん、ナカタには地理のことはよくわかりません。橋を越えると四国なのですか?」 「そうだよ。このへんで大きな橋といえば、四国に行く橋のことだね。三本あって、ひと […] ...
四国インフラ079 坂出港
坂出市は、塩田業で江戸時代から栄えてきた都市である。当時、塩は貴重な資源であり、坂出から各地へと塩が送り出されていった。この塩の積出港として、坂出港は始まった。入江に立地された坂出港には和船も頻繁に往来し、備讃瀬戸におけ […] ...
四国インフラ072 早明浦ダム・香川用水・溜池
香川県には、溜池がたくさんある。大きなものから小さなものまで、実に1万4千余の溜池が築かれおり、空海が築堤したものもあるという。降水量が少なく、大きな河川がない香川県では、溜池があっても渇水も頻発していた。それほどに、水 […] ...
四国インフラ067 大宮橋
愛媛県西条市の市街地から自動車で1時間弱。四国山地山中の巨石がころがる荒々しい渓谷に分け入ってゆくと、こつ然と瀟洒な橋が姿を現す。大宮橋である。渓谷を一跨ぎにするアーチの力強さは訪れた者を圧倒し、アーチの上に小気味よく並 […] ...
四国インフラ065 多島海
青い凪の海に浮かぶ島々は、瀬戸内を行き交う全ての人々をやさしく迎えてくれる。この穏やかな海は、漁場としての役割はもちろんのこと、<大動脈>としての航路や橋が島々をつなぎ、四国の地に刺激を与え、この土地の豊かな風土を育んで […] ...
四国インフラ064 西瀬戸自動車道
海に橋を架けることは夢でしかなかった。 しかし、明治22(1889)年5月、その6年前にアメリカで世界初の本格的吊橋のブルックリン橋が完成したことを受け、香川県の県会議員大久保諶之丞は「塩飽諸島ヲ橋台トナシ、山陽鉄道ト架 […] ...