四国インフラ023 祖谷
四国の<背骨>四国山地の徳島側に、祖谷(いや)と呼ばれる地域がある。 祖谷という地名について、日本民俗学の開拓者である柳田国男は、“イヤ”は“オイ”と同系語で「祖霊のいます地(祖先の霊魂がいらっしゃる地)」という意味を持 […] ...
四国インフラ022 木頭の林業土木遺産と吊橋群
那賀町は、那賀川流域を囲む鷲敷町・相生町・上那賀町・木沢村・木頭村が合併し、平成17(2005) 年に誕生した町である。町域の9割以上が森林で、温暖で雨の多い気候のため、昔から林業が盛んであった。なかでも上流部に位置する […] ...
四国インフラ020 那賀川
那賀川は、那賀町の剣山山系ジロウギュウに水源をもつ、幹川流路延長125km、流域面積874km2の一級河川である。数多くの支流を持ち、山が下流の平野部まで迫っているため、山地面積が全体の92%を占めている。この那賀川では […] ...
四国インフラ017 土釜橋
近隣の村から物資が集まる町として栄えたつるぎ町貞光から、剣山に向かって12㎞ほど入った山深い雰囲気になるあたりに土釜橋はある。細かな斜材からなる複雑なレース状のアーチが特徴の赤い鋼上路アーチ橋で、周囲の荒々しい岩の峡谷と […] ...
四国インフラ005 ひょうたん島と川ネットワーク
徳島市は多数の川に囲まれた水都である。徳島城の堀でもあった助任川や寺島川は、かつて城の防衛や物資の運搬ルートとして重要な役割を果たしていた。新町川両岸には、吉野川を下って、まちなかに運ばれてきた藍を保管するための藍蔵が軒 […] ...
四国インフラ003 吉野川に架かる橋梁群
四国一の流域面積3,750k㎡を誇る<骨格>吉野川には、徳島県内だけでも46もの橋が存在する。その多くは元々渡し舟場があった位置で、昭和の時代<骨格>とクロスする<動脈>はその形を渡し舟から橋へ変えていった。 昭和初期に […] ...
四国インフラ001 小鳴門橋・大鳴門橋
吉野川水系の支流、撫養(むや)川の河口に位置する鳴門市の撫養港は、古くから四国の各国司の役所や所在地につながる官道の起点であり、畿内と四国を結ぶ交通の要所でもあった。江戸時代には徳島の特産品である阿波藍や撫養の斎田塩が積 […] ...