四国インフラ086 男木島灯台
「チャパァーン」、「ボォォーー」。瀬戸内海の静かな夕暮れ時。海辺に汽笛がひびく。 瀬戸内海は東の大阪や神戸、西の関門をはじめとする貿易港や、瀬戸内工業地域の工業港がたちならぶ。大小様々な外航、内航船が日夜航行しており、さ […] ...
四国インフラ085 高松駅・高松港
高松には、多くの電車や客船が到着し、出発していく。高松へ、あるいは次の町へと移動していく人々を出迎えるのが、高松駅や高松港だ。 高松港は本州と四国をつなぐ玄関口として、あるいは瀬戸内海の島々を結ぶ航路の拠点として、江戸時 […] ...
四国インフラ079 坂出港
坂出市は、塩田業で江戸時代から栄えてきた都市である。当時、塩は貴重な資源であり、坂出から各地へと塩が送り出されていった。この塩の積出港として、坂出港は始まった。入江に立地された坂出港には和船も頻繁に往来し、備讃瀬戸におけ […] ...
四国インフラ077 丸亀城・丸亀港
丸亀城は、讃岐一国を治めていた生駒親正が西讃岐支配のために慶長2(1597)年から5年をかけて築城したものの、一国一城令により廃城となった。その後、讃岐は二分され、寛永20(1643)年より山崎家治が西讃の拠点として再建 […] ...
四国インフラ075 琴平
瀬戸内海からよく見える象頭山の中腹に「こんぴらさん」こと金刀比羅宮はある。古来より海の神様や広範な神様として信仰され、民謡「金比羅船々」は金比羅参りを歌ったものだ。 金比羅船々 追い手に 帆かけて シュラシュシュシュ 回 […] ...
四国インフラ073 詫間海軍航空隊滑走台
「水上飛行機(水上機)」と聞いて、何を思い浮かべるだろう。青い海と島々を眺めながら優雅に飛んでいく姿だろうか?水上機が、第二次世界大戦では各国の海軍で多数使用されていた。旧日本海軍も他国と同様に水上機を導入したことを知っ […] ...
四国インフラ070 四国山地中央構造線
四国の航空写真を見ていると、徳島県を流れる吉野川から愛媛県新居浜市、そして松山市へと続く平地の線がうっすらとわかる。この線が、関東平野の地下から南アルプス、紀伊半島、そして九州東縁へと続いていく地質境界の断層、中央構造線 […] ...
四国インフラ065 多島海
青い凪の海に浮かぶ島々は、瀬戸内を行き交う全ての人々をやさしく迎えてくれる。この穏やかな海は、漁場としての役割はもちろんのこと、<大動脈>としての航路や橋が島々をつなぎ、四国の地に刺激を与え、この土地の豊かな風土を育んで […] ...
四国インフラ061 三津浜港・三津の渡し
本州や九州、周辺の島々と四国を結ぶ<大動脈>が今も昔も愛媛を支えている。かつては、その<大動脈>から人や物が三津浜港に入り、伊予の国の各所へと行き渡り、またこの港から送り出して都市の文化や経済の発展を促してきたのである。 […] ...
四国インフラ046 佐田岬半島の石垣群
佐田岬半島は、中央構造線に沿って四国西端に突き出す約40kmのごく細長い半島である。北に瀬戸内海伊予灘、南に宇和海。豊後水道に屏風のように突き出ている格好だ。八幡浜より車で入ってから先端までが長い。何しろ40kmある。リ […] ...