四国インフラ085 高松駅・高松港
高松には、多くの電車や客船が到着し、出発していく。高松へ、あるいは次の町へと移動していく人々を出迎えるのが、高松駅や高松港だ。 高松港は本州と四国をつなぐ玄関口として、あるいは瀬戸内海の島々を結ぶ航路の拠点として、江戸時 […] ...
四国インフラ079 坂出港
坂出市は、塩田業で江戸時代から栄えてきた都市である。当時、塩は貴重な資源であり、坂出から各地へと塩が送り出されていった。この塩の積出港として、坂出港は始まった。入江に立地された坂出港には和船も頻繁に往来し、備讃瀬戸におけ […] ...
四国インフラ077 丸亀城・丸亀港
丸亀城は、讃岐一国を治めていた生駒親正が西讃岐支配のために慶長2(1597)年から5年をかけて築城したものの、一国一城令により廃城となった。その後、讃岐は二分され、寛永20(1643)年より山崎家治が西讃の拠点として再建 […] ...
四国インフラ065 多島海
青い凪の海に浮かぶ島々は、瀬戸内を行き交う全ての人々をやさしく迎えてくれる。この穏やかな海は、漁場としての役割はもちろんのこと、<大動脈>としての航路や橋が島々をつなぎ、四国の地に刺激を与え、この土地の豊かな風土を育んで […] ...
四国インフラ061 三津浜港・三津の渡し
本州や九州、周辺の島々と四国を結ぶ<大動脈>が今も昔も愛媛を支えている。かつては、その<大動脈>から人や物が三津浜港に入り、伊予の国の各所へと行き渡り、またこの港から送り出して都市の文化や経済の発展を促してきたのである。 […] ...
四国インフラ048 肱川
肱川は、流域の大部分が山地で占められているにも関わらず、河床勾配はゆるやかで、その水量は豊富である。そのため愛媛県内における最も重要な物資を輸送する<血管>のひとつとして機能していた。 明治から大正にかけて肱川には大小あ […] ...
四国インフラ046 佐田岬半島の石垣群
佐田岬半島は、中央構造線に沿って四国西端に突き出す約40kmのごく細長い半島である。北に瀬戸内海伊予灘、南に宇和海。豊後水道に屏風のように突き出ている格好だ。八幡浜より車で入ってから先端までが長い。何しろ40kmある。リ […] ...
四国インフラ033 純平・八千代タワー
太平洋側の広い範囲で、南海トラフ巨大地震・津波が警戒されている。土佐湾に面した低平地に中心部をもつ中土佐町久礼地区でも、役場庁舎、保育所、消防分署を高台移転する大がかりな公共施設移転計画が立てられている。漁師町・久礼では […] ...
四国インフラ032 久礼港
車一台通るのがやっとな道の両側に家屋がみっちりと軒を連ねる、夕暮れ刻の久礼。民家の玄関脇に小さな流しがある。そこへまな板をわたし、おじさんがガッコガッコと音をさせながら勢いよく魚を捌いている。聞くとサワラを刺身にするそう […] ...
四国インフラ030 浦戸湾
高知市の中心市街地に面した浦戸湾は、国分川や鏡川など、いくつもの川筋を束ね、大きな水瓶のようにふくらみつつ、急激に細くS字に湾曲して太平洋へと注ぐ。太平洋へ出たところには、坂本龍馬が愛したと言われる桂浜がある。見渡す限り […] ...