ドボ鉄153松阪駅とその構内
紀勢本線の松阪駅は、津~山田(現在の伊勢市)を結んだ私設鉄道の参宮鉄道によって1893(明治26)年に開業し、1907(明治40)年に国有化されて参宮線となった。タイトルに「三重県松阪 中央省線 並ニ名松線 右参急 左 […] ...
ドボ鉄152移転した横浜駅
1872(明治5)年に新橋~横浜間で日本最初の鉄道が開業したが、当時の横浜駅は現在の根岸線・桜木町駅のあたりにあった。この時点で線路をさらに西へ伸ばす計画はなかったが、乗降場は新橋駅のように完全な行止まり式の頭端ホーム […] ...
ドボ鉄150三角港と三角駅
宇土半島の先端に位置する三角(みすみ)西港(完成時は「三角港」)は、明治政府が推進した港湾の近代化計画にそって実現し、宮城県の野蒜(のびる)港、福井県の三国港とともに明治の三大築港事業と称された。三角西港の建設は、オラ […] ...
ドボ鉄146保津川下りとピントラス
京都府の亀岡から嵐山を経て淀川と合流する桂川は、嵐山付近までは保津川とも呼ばれ、保津峡には年間を通じて多くの観光客が訪れている。この保津川にそって線路を敷設したのは、京都鉄道という私設鉄道で、嵯峨~園部間は1899(明 […] ...
ドボ鉄143新大阪駅の完成
東海道新幹線の終着駅である新大阪駅の新設にあたっては、①現大阪駅併設案、②東淀川駅付近案、③宮原操車場付近案、④梅田貨物駅併設案の4案を候補とし、市内連絡の利便性、在来線との乗換え、山陽新幹線への延長、用地確保の難易、 […] ...
ドボ鉄137続・大和棟とモダニズム
橿原神宮前(かしはらじんぐうまえ)駅(ドボ鉄113回参照)に隣接する畝傍御陵前(うねびごりょうまえ)駅と橿原神宮西口駅は、橿原神宮前駅と同じ大和棟を用いた駅として同時期に完成し、規模は小さいものの橿原神宮前駅とほぼ同じ […] ...
ドボ鉄134品川駅と海岸線
日本の鉄道は、1872(明治5)年10月14日(旧暦9月12日)に開業式が行なわれて新橋~横浜間が開業し、この日がのちに鉄道記念日となった。このうち、品川~横浜間はそれより4か月前の6月12日(旧暦5月7日)に仮開業し […] ...
ドボ鉄133大和棟とモダニズム
奈良県橿原市にある橿原神宮は、神武天皇を祀るために1890(明治23)年に創建され、建築家・伊東忠太の設計により完成した。1940(昭和15)年の紀元2600年では、社殿の改築や神域の拡張などの整備工事が行われた。これ […] ...
ドボ鉄132明治43年の東京大洪水
1934(昭和9)年に関西地方を中心に襲った室戸台風、1938(昭和13)年の阪神大水害(細雪水害)、1959(昭和34)年の伊勢湾台風など、大都市を襲った洪水はいくつか知られているが、東京もかつてこうした水害がたびた […] ...
ドボ鉄127名古屋市内への直通
現在の名古屋鉄道三河線の前身である三河鉄道は、名古屋市内に直結していなかったために、愛知電気鉄道(のち名鉄)の知立(ちりゅう)か東海道本線の刈谷で乗り換えざるを得なかった。このため、1927(昭和2)年に挙母(ころも) […] ...