四国インフラ077 丸亀城・丸亀港
丸亀城は、讃岐一国を治めていた生駒親正が西讃岐支配のために慶長2(1597)年から5年をかけて築城したものの、一国一城令により廃城となった。その後、讃岐は二分され、寛永20(1643)年より山崎家治が西讃の拠点として再建 […] ...
四国インフラ076 満濃池・満濃池樋門
丸亀平野の南に位置している満濃池は、香川県内に点在する約1万4千余りのため池の中でも最大のかんがい用ため池である。一般的なため池は四方を堤防で囲まれているが、満濃池は川を堰き止め、谷を利用して膨大な貯水と水量調整をおこな […] ...
四国インフラ075 琴平
瀬戸内海からよく見える象頭山の中腹に「こんぴらさん」こと金刀比羅宮はある。古来より海の神様や広範な神様として信仰され、民謡「金比羅船々」は金比羅参りを歌ったものだ。 金比羅船々 追い手に 帆かけて シュラシュシュシュ 回 […] ...
四国インフラ074 善通寺駅舎
高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線とこんぴらさん。旧高松電気軌道長尾線(現在のことでん長尾線)と長尾寺。香川の都市と鉄道は、神社仏閣やお遍路さんに結びついていることが多い。JR土讃線の善通寺駅も、駅から出て五岳山に向かっ […] ...
四国インフラ073 詫間海軍航空隊滑走台
「水上飛行機(水上機)」と聞いて、何を思い浮かべるだろう。青い海と島々を眺めながら優雅に飛んでいく姿だろうか?水上機が、第二次世界大戦では各国の海軍で多数使用されていた。旧日本海軍も他国と同様に水上機を導入したことを知っ […] ...
四国インフラ072 早明浦ダム・香川用水・溜池
香川県には、溜池がたくさんある。大きなものから小さなものまで、実に1万4千余の溜池が築かれおり、空海が築堤したものもあるという。降水量が少なく、大きな河川がない香川県では、溜池があっても渇水も頻発していた。それほどに、水 […] ...
四国インフラ071 豊稔池堰堤
豊稔池堰堤は、よく「中世ヨーロッパの古城のようだ」と言われる。阿讃山脈を分け入る柞田川上流の緑深い山間に、風雨にさらされながらも長い年月を経て佇んできた堰堤には、そう例えられるだけの風格がある。 豊稔池堰堤の特徴は、全国 […] ...
四国インフラ070 四国山地中央構造線
四国の航空写真を見ていると、徳島県を流れる吉野川から愛媛県新居浜市、そして松山市へと続く平地の線がうっすらとわかる。この線が、関東平野の地下から南アルプス、紀伊半島、そして九州東縁へと続いていく地質境界の断層、中央構造線 […] ...
四国インフラ069 別子銅山
別子銅山は元禄3(1690)年に発見され、翌年に幕府の稼業許可を受けて採鉱が始まる。17世紀後半から18世紀前半にかけては、栃木県の足尾銅山と双璧をなして、銅の生産量を世界一にまで押し上げた。長崎の出島を経由して、世界中 […] ...
四国インフラ068 新居浜
日本のまちは、中近世のお城や街道を中心に形成され、現代もそれを引き継いだ形で発展しているケースが多いが、それらとは異なる「企業城下町」と呼ばれるまちが幾つか存在している。その名前の通り、特定の企業の影響を色濃く反映したま […] ...