四国インフラ022 木頭の林業土木遺産と吊橋群
那賀町は、那賀川流域を囲む鷲敷町・相生町・上那賀町・木沢村・木頭村が合併し、平成17(2005) 年に誕生した町である。町域の9割以上が森林で、温暖で雨の多い気候のため、昔から林業が盛んであった。なかでも上流部に位置する […] ...
四国インフラ021 長安口ダム
長安口ダムのある那賀町は、豊富な降雨量と温暖な気候によって林業が盛んで、木頭杉によって財を成してきた。道路が整備されるまでは木材を那賀川に流して下流まで運んでおり、その技術は木頭杉一本乗り大会で見ることができる。那賀川流 […] ...
四国インフラ020 那賀川
那賀川は、那賀町の剣山山系ジロウギュウに水源をもつ、幹川流路延長125km、流域面積874km2の一級河川である。数多くの支流を持ち、山が下流の平野部まで迫っているため、山地面積が全体の92%を占めている。この那賀川では […] ...
四国インフラ017 土釜橋
近隣の村から物資が集まる町として栄えたつるぎ町貞光から、剣山に向かって12㎞ほど入った山深い雰囲気になるあたりに土釜橋はある。細かな斜材からなる複雑なレース状のアーチが特徴の赤い鋼上路アーチ橋で、周囲の荒々しい岩の峡谷と […] ...
四国インフラ015 うだつの町並み
『うだつ』とは隣家との境に二階の壁面から突出して作られた袖壁のことであり、〈うだつが上がらない〉の語源の一つになっている。隣家の屋根との見切りや防火の目的で造られたが、次第に財力の誇示としての意味合いが強くなっていった。 […] ...
四国インフラ014 大谷川砂防堰堤
四国で唯一現存する明治期の砂防堰堤。砂防の父、ヨハネス・デ・レイケの指導に基づいて築造されたといわれている。 ヨハネス・デ・レイケ(1842-1913)は、明治政府が治水技術を導入するためにオランダから招いた河川技術者で […] ...
四国インフラ012 府能隧道
府能隧道は、佐那河内村と名西郡神山町との連絡隧道として大正12(1923)年に開通した。府能隧道の建設は、佐那河内村と名西郡神山町の各集落有志45人によって、明治40(1907)年に府能峠改修協議会で建議し、同45(19 […] ...
四国インフラ011 神山・上勝・佐那河内
神山町、上勝町、佐那河内村。いずれも徳島県の中山間地域だ。この3つの自治体には、これからの地方都市、集落の暮らしについて考えていくヒントがたくさんある。 神山町にある神山つなぐ公社は、「まちを将来世代につなぐプロジェクト […] ...
四国インフラ010 徳島・小松島港
徳島の海岸沿いは、実に多種多様である。北部は吉野川や那賀川といった大小様々な河川が海へと流れ込み、埋め立てによって拡大した都市や港湾が広がる。南部では崎や鼻といった地名が多いリアス式海岸で、僅かな平地に町がある。南部の海 […] ...
四国インフラ009 吉野川
利根川の坂東太郎、筑後川の筑後次郎と並び、吉野川が四国三郎の名を持つ暴れ川であったことを知る人は多い。では今、吉野川が流れているところに、かつて別の川が流れていたことはご存知だろうか。 江戸時代から明治中期にかけての吉野 […] ...