四国インフラ088 内海ダム
小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ島の中では最も大きな島で、香川県小豆郡土庄(とのしょう)町と小豆島町の2つの町で構成されている。『二十四の瞳』や『八日目の蝉』の舞台となった島で、近年ではオリーブや醤、素麺などの特産品で耳にした […] ...
四国インフラ076 満濃池・満濃池樋門
丸亀平野の南に位置している満濃池は、香川県内に点在する約1万4千余りのため池の中でも最大のかんがい用ため池である。一般的なため池は四方を堤防で囲まれているが、満濃池は川を堰き止め、谷を利用して膨大な貯水と水量調整をおこな […] ...
四国インフラ043 柿原水源地水道施設群
「ザァァー」。野鳥のさえずりがこだまする須賀川支流正シ川沿いの山道を歩いていると、どこからか水の流れる音が聞こえてくる。滝でもあるのだろうか。音のする方向に進んでみると木々の隙間から時を重ねたコンクリートの躯体がこつ然と […] ...
四国インフラ040 中筋川ダム
高知県南西部の雄々しく連なる山々に挟まれた細長い平地を流れる中筋川は、流域の年平均降雨量が約2,900mmと極めて多い。そしてこの雨は9月に集中する。ここは台風銀座なのだ。周囲の山々へ降り注いだ雨が一気に中筋川へと流れ込 […] ...
四国インフラ035 旧大正林道
四万十川沿いの四万十町大正地区には、かつて森林鉄道が走っていた。国有林のある佐川山から大正町中心部を結ぶ木材搬出用の鉄道路線・大正林道である。ひっそりとした檮原川の谷間に走行音をとどろかせつつ、屏風のようにそそり立つ山々 […] ...
四国インフラ022 木頭の林業土木遺産と吊橋群
那賀町は、那賀川流域を囲む鷲敷町・相生町・上那賀町・木沢村・木頭村が合併し、平成17(2005) 年に誕生した町である。町域の9割以上が森林で、温暖で雨の多い気候のため、昔から林業が盛んであった。なかでも上流部に位置する […] ...
四国インフラ021 長安口ダム
長安口ダムのある那賀町は、豊富な降雨量と温暖な気候によって林業が盛んで、木頭杉によって財を成してきた。道路が整備されるまでは木材を那賀川に流して下流まで運んでおり、その技術は木頭杉一本乗り大会で見ることができる。那賀川流 […] ...
四国インフラ020 那賀川
那賀川は、那賀町の剣山山系ジロウギュウに水源をもつ、幹川流路延長125km、流域面積874km2の一級河川である。数多くの支流を持ち、山が下流の平野部まで迫っているため、山地面積が全体の92%を占めている。この那賀川では […] ...
四国インフラ014 大谷川砂防堰堤
四国で唯一現存する明治期の砂防堰堤。砂防の父、ヨハネス・デ・レイケの指導に基づいて築造されたといわれている。 ヨハネス・デ・レイケ(1842-1913)は、明治政府が治水技術を導入するためにオランダから招いた河川技術者で […] ...