四国インフラ033 純平・八千代タワー
太平洋側の広い範囲で、南海トラフ巨大地震・津波が警戒されている。土佐湾に面した低平地に中心部をもつ中土佐町久礼地区でも、役場庁舎、保育所、消防分署を高台移転する大がかりな公共施設移転計画が立てられている。漁師町・久礼では […] ...
四国インフラ032 久礼港
車一台通るのがやっとな道の両側に家屋がみっちりと軒を連ねる、夕暮れ刻の久礼。民家の玄関脇に小さな流しがある。そこへまな板をわたし、おじさんがガッコガッコと音をさせながら勢いよく魚を捌いている。聞くとサワラを刺身にするそう […] ...
四国インフラ031 仁淀川
中四国地方でもっとも高い山である愛媛県の石鎚山南面を源流とする仁淀川(愛媛県内では面河川と呼ばれる)は、清流で名高い。四国山地の山ひだを縫うように蛇行を繰り返しながらまずは大きく南西へ進み、高知県境あたりから東へ進路をか […] ...
四国インフラ030 浦戸湾
高知市の中心市街地に面した浦戸湾は、国分川や鏡川など、いくつもの川筋を束ね、大きな水瓶のようにふくらみつつ、急激に細くS字に湾曲して太平洋へと注ぐ。太平洋へ出たところには、坂本龍馬が愛したと言われる桂浜がある。見渡す限り […] ...
四国インフラ029 高知城
広大なデルタ地帯である高知平野には、ところどころに小山のような微高地が突き出ている。鏡川の北側に突き出たひときわ大きな小山−大高坂(おおたかさ)山−に築城されたのが高知城だ。大高坂は、南の潮江川(鏡川)と北の江ノ口川(大 […] ...
四国インフラ028 はりまや橋
よさこい節に歌われ、純信とお馬の恋物語で知られるはりまや橋。現在かかっている橋は長さ20mほどの目立たない桁橋であるが、その周辺は近世より続く高知城下の一大繁華街として知られる。 関ヶ原の戦いの後に転入した山内一豊は、江 […] ...
四国インフラ027 土佐電
高知中心市街地のはりまや橋を交点とし、十字を描いて延びる路面電車路線が土佐電である。創業は明治36(1903)年、土佐電気鉄道株式会社として、四国における電鉄事業の先駆となった。現在のとさでん交通株式会社の前身である。同 […] ...
四国インフラ026 JR高知駅
太平洋に向けて大きく弓なりに湾曲した高知県は、端から端までが遠い。陸路でそれらを結びつけるのは鉄道と道路である。高知駅は、その鉄路の中心に位置する、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。この駅には土佐くろしお鉄道阿佐 […] ...
四国インフラ025 牧野植物園
高知平野と太平洋の間にそびえる五台山に、植物学者・牧野富太郎(1862-1957)博士を記念する植物園がある。牧野は1,500種を超える植物の名付け親であるという。わが国史上類を見ない植物研究者である牧野は、本企画のアナ […] ...
四国インフラ023 祖谷
四国の<背骨>四国山地の徳島側に、祖谷(いや)と呼ばれる地域がある。 祖谷という地名について、日本民俗学の開拓者である柳田国男は、“イヤ”は“オイ”と同系語で「祖霊のいます地(祖先の霊魂がいらっしゃる地)」という意味を持 […] ...