ドボ鉄091碓氷川に架かる鉄筋コンクリートアーチ橋
群馬県と長野県の県境に位置する碓氷峠は、中山道の昔から難所として知られ、1893(明治26)年に開通した信越本線も横川~軽井沢間でアブト式と呼ばれるラックレール方式の鉄道を用い、66.7‰の急勾配を登坂した。このため、 […] ...
ドボ鉄090伏見を縦断した高架橋
京阪電気鉄道と大阪電気軌道(現在の近畿日本鉄道奈良線)を南北方向に連絡するために設立された奈良電気鉄道は、1928(昭和3)年に京都~西大寺間(34.5km)を結び、大阪電気軌道に乗り入れた。 この路線は、銘酒で知られる […] ...
ドボ鉄089シールド工法の図
わが国におけるシールドトンネルの歴史は、1921(大正10)年の羽越線・折渡トンネルに始まり(ドボ鉄026参照)、戦前は丹那トンネルの水抜坑と、関門トンネル本坑で用いられた。このうち関門トンネルでは、下り線の726m区 […] ...
ドボ鉄088伊勢電気鉄道からの年賀状
今回の絵葉書は、伊勢電気鉄道という会社が1931(昭和6)年の元旦に発行した年賀状で、沿線を象徴する伊勢神宮と伊勢湾を中央として、当時の路線網が描かれている。 伊勢電気鉄道は、1911(明治44)年に地元の資産家によ […] ...
ドボ鉄087電力供給事業への進出
私鉄の発達とともに関連事業への進出がさかんになり、百貨店の開設や住宅地の開発、遊園地などのレジャー産業の展開が積極的に行われ、鉄道事業を支える柱として成長を遂げた。こうした関連事業は、現在も活発に行われているが、黎明期 […] ...
ドボ鉄086懸垂式モノレールの誕生
1本の案内軌条のみを用いる交通機関であるモノレールは、懸垂式鉄道と跨座式鉄道の2方式に大別される。このうち、懸垂式は、軌道の下に車両がぶら下がる方式のモノレールで、地方鉄道法に基づいて実用化されたのは1957(昭和32 […] ...
ドボ鉄085こんぴらさんへの近道
社寺参詣のための輸送を目的とした鉄道は各地に存在するが、「こんぴらさん」で知られる四国の金刀比羅宮には、いくつかの鉄道が接続し、参詣客を奪い合った。琴平へ達した最初の鉄道は讃岐鉄道で、1889(明治22)年に丸亀~琴平 […] ...
ドボ鉄084鉄道橋から道路橋へ
信越本線は、来迎寺~前川間で信濃川橋梁を渡って長岡(宮内)へと至る。初代の橋梁は信越本線の前身である北越鉄道によって架設され、1898(明治31)年に開業した。径間200フィート(約61m)クラスの単線下路プラットトラ […] ...
ドボ鉄083養老鉄道から養老鉄道へ
鈴鹿山地の麓にそって三重県の桑名から岐阜県の大垣を経由して揖斐までの間を結ぶ延長57.5kmの養老鉄道は、地元の有志によって設立された養老鉄道に端を発し、幾度となく会社名が変わったのち、養老鉄道の社名に戻った。 初代 […] ...
ドボ鉄082秩父盆地をめざして
東武鉄道伊勢崎線の羽生(はにゅう)からJR東日本高崎線の熊谷を経て、東武鉄道東上線の寄居、西武鉄道秩父線の西武秩父を結び、三峯神社の玄関口となる三峰口へと至る延長71.7kmの秩父鉄道は、1899(明治32)年に上武鉄 […] ...