ドボ鉄087電力供給事業への進出
私鉄の発達とともに関連事業への進出がさかんになり、百貨店の開設や住宅地の開発、遊園地などのレジャー産業の展開が積極的に行われ、鉄道事業を支える柱として成長を遂げた。こうした関連事業は、現在も活発に行われているが、黎明期 […] ...
ドボ鉄086懸垂式モノレールの誕生
1本の案内軌条のみを用いる交通機関であるモノレールは、懸垂式鉄道と跨座式鉄道の2方式に大別される。このうち、懸垂式は、軌道の下に車両がぶら下がる方式のモノレールで、地方鉄道法に基づいて実用化されたのは1957(昭和32 […] ...
ドボ鉄085こんぴらさんへの近道
社寺参詣のための輸送を目的とした鉄道は各地に存在するが、「こんぴらさん」で知られる四国の金刀比羅宮には、いくつかの鉄道が接続し、参詣客を奪い合った。琴平へ達した最初の鉄道は讃岐鉄道で、1889(明治22)年に丸亀~琴平 […] ...
ドボ鉄084鉄道橋から道路橋へ
信越本線は、来迎寺~前川間で信濃川橋梁を渡って長岡(宮内)へと至る。初代の橋梁は信越本線の前身である北越鉄道によって架設され、1898(明治31)年に開業した。径間200フィート(約61m)クラスの単線下路プラットトラ […] ...
ドボ鉄083養老鉄道から養老鉄道へ
鈴鹿山地の麓にそって三重県の桑名から岐阜県の大垣を経由して揖斐までの間を結ぶ延長57.5kmの養老鉄道は、地元の有志によって設立された養老鉄道に端を発し、幾度となく会社名が変わったのち、養老鉄道の社名に戻った。 初代 […] ...
ドボ鉄082秩父盆地をめざして
東武鉄道伊勢崎線の羽生(はにゅう)からJR東日本高崎線の熊谷を経て、東武鉄道東上線の寄居、西武鉄道秩父線の西武秩父を結び、三峯神社の玄関口となる三峰口へと至る延長71.7kmの秩父鉄道は、1899(明治32)年に上武鉄 […] ...
ドボ鉄081蓄電池車と専用鉄道
蓄電池を用いた電気車の歴史は古く、1837年にイギリスのロバート・デビッドソンが発明した世界最初とされる電気機関車も蓄電池を用いていた。その後、1880(明治13)年にアメリカのフランク・スプレーグによって架線とトロリ […] ...
ドボ鉄080梅田貨物駅の開設
大阪周辺における鉄道貨物輸送網の整備は、1918(大正7)年から北方(ほっぽう)貨物線の建設に着手して開始された。北方貨物線は、淀川の右岸を短絡する東海道本線のバイパス路線として機能したため、大阪駅に発着する貨物を扱う […] ...
ドボ鉄079土岐川をさかのぼる
中央本線のうち、名古屋側は中央西線として建設が進められ、1896(明治29)年に名古屋鉄道局出張所が設置されて、中央東線との接続点となる宮ノ越をめざして全34工区に分割して工事が開始された。愛知県と岐阜県の県境に位置す […] ...
ドボ鉄078幹線鉄道の電化
日本の鉄道は、蒸気機関車によってスタートし、ほどなく電気鉄道も実用化されたが、主として都市内の路面電車として普及し、そのほかでは1904(明治37)年の甲武鉄道市街線、1907(明治40)年の南海鉄道の電化がその先駆と […] ...