ドボ鉄097瀬田川での再会
名神高速道路と東名高速道路、東海道新幹線はともに関東と関西を結ぶ新たな日本の大動脈となり、高度成長時代を支える交通インフラとして陸上輸送に革新をもたらした。鉄道は自動車に比べて急勾配や急曲線が苦手な交通機関なので、路線 […] ...
ドボ鉄096木橋から鉄橋へ
1872(明治5)年に、日本最初の鉄道として開業した新橋~横浜間には、22箇所の橋梁が架設されたが、いずれも木橋であった。鉄製の橋梁が初めて用いられたのは1874(明治7)年に開業した大阪~神戸間の鉄道で、下十三川(し […] ...
ドボ鉄095学園前の駅
駅名に学校名や企業名を冠した駅は、現在ではさほど珍しくないが、1927(昭和2)年に新宿~小田原間が全通した小田急電鉄では、学校の最寄り駅として開業と同時に成城学園前駅を設置したほか、1929(昭和4)年に玉川学園前駅 […] ...
ドボ鉄094操重車の初陣
明治時代の橋梁架設は、足場法と呼ばれる河床に木材で足場を組んで桁を架設する方法が一般的であった。しかし、増水によって足場が流失したり、山岳地では施工に困難が伴い、高所での危険な作業となるなど多くの問題を抱えていた。19 […] ...
ドボ鉄093富士川橋梁を支え続ける橋脚
最上川、球磨川とともに日本三大急流に数えられる富士川は、たびたび流域に水害をもたらし、その河口部では治水施設として江戸時代初期に雁堤(かりがねづつみ)が築かれ、幕末に帰郷堤(ききょうつづみ)が建設された。明治時代になっ […] ...
ドボ鉄092成田をめざして
東京と成田、千葉を結ぶ京成電鉄の歴史は、1909(明治42)年に東京~成田間の鉄道敷設を目的として、京成電気軌道が設立されたことに始まる。 工事は、押上~市川新田(現・市川真間)を第1期線として開始され、1912(大 […] ...
ドボ鉄091碓氷川に架かる鉄筋コンクリートアーチ橋
群馬県と長野県の県境に位置する碓氷峠は、中山道の昔から難所として知られ、1893(明治26)年に開通した信越本線も横川~軽井沢間でアブト式と呼ばれるラックレール方式の鉄道を用い、66.7‰の急勾配を登坂した。このため、 […] ...
ドボ鉄090伏見を縦断した高架橋
京阪電気鉄道と大阪電気軌道(現在の近畿日本鉄道奈良線)を南北方向に連絡するために設立された奈良電気鉄道は、1928(昭和3)年に京都~西大寺間(34.5km)を結び、大阪電気軌道に乗り入れた。 この路線は、銘酒で知られる […] ...
ドボ鉄089シールド工法の図
わが国におけるシールドトンネルの歴史は、1921(大正10)年の羽越線・折渡トンネルに始まり(ドボ鉄026参照)、戦前は丹那トンネルの水抜坑と、関門トンネル本坑で用いられた。このうち関門トンネルでは、下り線の726m区 […] ...
ドボ鉄088伊勢電気鉄道からの年賀状
今回の絵葉書は、伊勢電気鉄道という会社が1931(昭和6)年の元旦に発行した年賀状で、沿線を象徴する伊勢神宮と伊勢湾を中央として、当時の路線網が描かれている。 伊勢電気鉄道は、1911(明治44)年に地元の資産家によ […] ...